こちらは和歌山県のとある自治会様に納品となりますが、
実は、獅子頭制作は1人の力ではどうにもなりません。
いろいろな技術をもった職人さんが関わって仕上げることができるのです。
小林工房では、獅子頭1体を制作するうえで、4人のスペシャリストがおられまして、その力が噛み合って完成しています。
といっても、土台となる型作り・和紙貼り・仕上げの彩色はもちろん自分でやりますので、すべて他力任せというわけでもありません。
個人と総合、両方のバランスが必要なのです。
しかし、獅子頭は難しい。。。
蛇頭よりもサイズが小さいし、型も複雑じゃないから難易度は低いだろうと想像していたら、大間違いです。。。
「なぜ、噛み合わない・・・」の苦悩にこれまでどれだけ悩まされたことか。
和紙の貼り方も考えないと、後で大掛かりな修理をする羽目になるのです。。。
ということで、獅子頭制作についてはまだまだ研究の余地がありますが、石見神楽面式製造工程で仕上げる「獅子頭」に、これからもこだわっていきたいと思います!!