北野天満宮や太宰府天満宮に祀られている菅原道真公(天神様)の物語で、生まれながらにして才能を発揮した道真公を妬んだ左大臣、藤原時平が天皇に讒訴(ざんそ)し、これによって、罪なき道真は太宰府へと左遷されます。
その後、道真は59歳の若さでこの世を去りますが、京の都では藤原一門が落雷や原因不明の病などで相次いで命を落としたため、すべて道真公の怨念であると信じた都人は、北野の地に天満宮を建てて道真公の魂を鎮めました。
無念の死を遂げた道真の一生を、石見神楽では道真本人が藤原時平を討つかたちとして描き、衣装の早着替えや勇壮な太刀舞によって、その物語の壮絶さを表現しています。
石見神楽とは
代表演目紹介
天神
