いかがでしょうか。
目に力が入ってきましたね。
ここに「魂」が入って、表情が生まれ、まるで生きているように見えるのです。
しかし、「魂を入れる」のは、作り手ではありません。
舞手です。
つまり、使い手なのです。
飾り面の場合は、それができませんが、その家に飾られ、毎日毎日その面を見続けることで、自然と魂が宿っていくのです。
師匠の言葉にもあります。
「面は8割で仕上げるんだ。残りの2割を舞手(使い手)が埋めることで、初めて完成する」と。
これ以上の格言はありませんね。
でも、まだまだ自己主張が強すぎる面が多い私。。。
修理面を通じて、その欲を抑制することができるので、やはりこの仕事が「初心」「基本」に返れるいい機会。
ということで、次回がいよいよ完成の巻です!!
乞う、ご期待!!