地元「厳島神社」様より復元依頼。
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島根県大田市温泉津町にある、石見神楽の舞面・飾り面・陶器面の制作、古面復元・修理を行う(株)小林工房
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地元「厳島神社」様より復元依頼。
2017年2月20日
おはようございます!
なぜか、無駄に3:00から仕事してまーす(笑)。
ということで、もうあと1週間で終わる2月。
仕事もわ~わ~言いながらやってますが、この度、地元「厳島神社」様より、復元面の依頼をいただきました。
じゃんっ!
こちらでございます!!
そうです、「猿田彦面」であります。
厳島神社は私の地元の温泉津町小浜地区にある神社で、自宅の真裏にあります。
小さいころから、お祭りの時に登場するこの鼻高面が怖くて怖くてですね、、、まったく愛着を持てない顔だったんですが(笑)、年月経って改めて見てみると、いい表情してますね、実に凛々しいです。
これ、今から30年前の写真です。
昔は今ほど赤黒くなく、深みのある本朱色で、毛並みも整っていますが、さすがに数十年の時が経つとところどころに痛々しさが残っています。
なんせ、今年度の秋季例大祭御神幸の際、役にあたった方が面をつけようとした、その瞬間。
「バキッ!」
面が、まっ二つに割れましてね。。。
「泰三く~ん、泰三く~ん、直して~~~」と、呼び止められ、慌てて応急処置しましたから。。。
そんなこともあって、今回、厳島神社氏子総代長(私の大叔父にあたります)から、「せっかくだから、直してくれ」とご依頼いただいたのです。
復元の様子です。
かなり、手こずりましたが、何とか1週間で型は完成。
先週、型作りに奮闘してまして、ちょうどお日柄もよろしく、お天道様のもとで乾いていただきました。
たまたま、汽車も通過。
そして、これから「和紙貼り」です。
元が木彫り面だけに、彫りが複雑で、、、こりゃ、大変だぞ~~~。
ということで、あと残り1週間で3月ですから、小林泰三、張り切って参りま~~~す!!
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