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火災から学ぶ。

2016年12月25日
ずいぶんと天気が荒れてきましたね、いよいよ冬到来って感じです。

そんな最中、起きてしまった、あの火災・・・。



私、消防団に所属しておりますので、先日の新潟県糸魚川での大規模火災は、決して他人事とは思えない出来事となっています。



暴風、乾燥、住宅密集地帯、、、これ、私の住む温泉津町でも当てはまります。
全国の皆さんも、当てはまるところ、多いと思います。


よく 「消防団に入らなくても、消防署がいるから大丈夫」 とか言うアホンダラがいますが、こういうことですよ、消防団にいることの必要性ってのはっ!!

火は1か所で起こるもんではないんです!!
飛び火しますし、消えたと思っても、中でくすぶってて、再び燃え上がることなんてザラです。


今回も、風に流されてあちこちで火が上がり、煙に覆われて視界が奪われ、水利がどこにあるか分からずもたつき、あっという間に燃え広がったのです。


天候の問題もあり、どうしようもできなかったという判断しかできないかもしれませんが、それでも、いつ、わが町で起こるかわかりません。


日頃からこのような出来事を教訓に、備えておく必要性があるのです。


もっとも重要なのは『火の後始末』です。これに尽きます!!

皆さん、家の中と周辺を歩いてください。
・いつも火を使う場所
・火が出やすい場所
これをすべてチェックしてください。
たとえば、ストーブの近くに燃えやすいものがないか、今はなくても子どもの遊んだ紙切れがそこに移動する可能性はないか。

チェックしたうえで、その場所を外出時、就寝前は必ず10分おきに最低3回はチェックしてください。

私は仕事の関係で火を使うのですが、使う場所は台所と彩色場のみと限定しています。

また、ストーブも1台のみ、作品乾燥用で使用するのみで、それ以外はエアコンで対応しています。

火を使う時間も決めています。
正式ではないですが、15:00以降は使わないようにしています。
逆にいえば、火を使う作業はすべて午前中にしています。

ほんまか~、と思われるかもしれませんが、消防団員としてそこは徹底しています。


また、工房から帰る際は、必ず3回チェックです。これも徹底しています。
ほんまか~と思われるかもしれませんが、これも真剣にやっています。なんせ、火事になったらとんでもない損失ですから。


よく疎かにするのが、ポットです、気がつけば中にお湯がほとんど残っておらず、空焚き状態になっていることがあります。
これも火災の原因になりやすいですから、よ~くチェックしないといけません。


コンセントも油断してはいけません。
こまめに掃除しておかないと、コンセント付近に溜まったホコリが原因で引火し、火災になったという事案、結構あります。


よ~く点検しておいてください。

特に、年末の大掃除で一気に部屋を片付ける、、、というご家庭多いと思いますから、その際にまとめてチェックするのが理想的ですね。



そして、最後に言いたいこと。

「消防団に入りましょう」

これです。



「いやいや、仕事上ムリだよ」とか、「そんな時間ないんで、ごめんなさい」っていう若い子多いですし、自分もそう言って断ってましたけど、、、。

じゃ、君の家が火事になったら、どうする?
隣の家から火が出たら、どうする?

そう、一人ではなんもできないんですよ。
たまに、「自分ち、消火器があるから消しますよ」とかいう、ホントお馬鹿な奴いますけど、、、そんな勢いじゃないから。

柱が1本燃えたら、柱伝いに目では見えない壁の中まで引火します、そんなの消火器で消せるかい。


だから、水利とって、ホース伸ばして、一斉に水出ししないと火は収まらないんですよ。
(そこまでやっても火は簡単には消えません)


そのためには、何が必要か。


そう、「人」がいるんです。

といっても、野次馬はいりません。

消防団員がいるんです。
1人でも多くの消防団員がいるのです。


でも、、、「いや、僕、ホースとかポンプとか使えませんし・・・」て思っている、あなた。


いいんです、使えなくて。

使えなくても、仕事、いっぱいあります。

「住民の避難指示」「ホース補佐や運搬補佐」「連絡係」・・・これ、操作技術なくてもできますし、むしろこっちの方が人手がいります。

見た目ちっちゃいけど、「小型ポンプ」あれ、4人いないと運べないんですよ。しかも、急傾斜の時は、男手5~6人いります。
そんなの操作技術関係ありません。人手がいるんです。

もしもですよ、人手が足らなくて、水が出せない、はたまた「消防車も出せない」ってことが起きて、結果、消火活動が遅れて、全然関係ない家々が燃えて、それが自分ちだったら、どう思いますか。

今回の新潟県の火災もそういう状況だったかもしれませんが、直感的に「早く、消してくれ!」って思います。



でも、「早く消してくれ!」じゃないんですよ。



「早く、消すぞ!!」なんです。



「早く、消すぞ!」という意識と能力をもった消防団員が多ければ多いほど、全焼するかもしれない危険を早くにくいとめ、多くの財産を残すことができます。
一方で、その意識が低いと、初期消火が遅れ、延焼し、すべての財産をなくしてしまいます。。。
そうしたくなければ、「早く、消すぞ!」の一員になることです。

それが最も有効な「初期消火」への第一歩なのです。


あとになって、「消防署や消防団が早く消さなかったからだ」と、他人を責める前に、自分がどれだけ最善を尽くせれるか、をまず考えましょう。


そこからです、町の安心安全とは。




今日は、仕事以上に書き込みましたが(汗)、私は消防団に入り、商工会青年部にもおり、地元のNPO法人の理事も務め、大田市のなんとかかんとかっていう組織にもいます。

そんなことやってるから、仕事が遅いんだよ、、、と言われて仕方ありません。

その分、夜遅くまで残ってやっていますが、理解されなくて仕方ありません。

しかし、この町を守らなければ、この仕事できませんから。


人や町のことなんてどうでもいい、自分の仕事や家族優先、、、でいきたいですよ、そりゃ。
でもね、その仕事も家族も失うことがあり得るんです。

だから、バランスもって、「仕事」=「家族」=「地域」である認識で、毎日を戦っているんです。

逆に、組織に入らず、自分のことばかり優先で、「この町、もっとこうしたらいいのに」とか「お前はもっとこうしなきゃ」とか言う人間を目の前にすると、怒りのあまり、「竜巻旋風脚」くらわしたくなるのです。


と、ちょっと大人げない話になりましたが、でも、本当に思うところがたくさんありますが、今回の火災を受け、今一度、自分の身の回りの危険や、地域のこと、避難場所や避難経路、避難グッズの準備、停電したときの備え、、、など、年末の大掃除にあわせて、やっていただきたいです。



ということで、火の元チェックをして、帰ります。


おやすみなさいませ!


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