小林工房の獅子頭は、和紙製です。
持ち手の部分のみ、木枠・木柱が入っていますが、あとはすべて和紙なので軽さが特徴です。
強い衝撃を受けると、当然、塗料が剥げたり、へこんだりしますが、木彫りのように「割れて修復不可能」ということにはなりません。少々の年数であれば、その後も引き続き使用できます。
(ただし、限界の域を超えると修理は不可能となりますので、新規で制作することになります)
当工房では、塗料も既存の石見神楽面のものを扱わず、なるべく衝撃に強いものを使用しています。
なので、左側の彩色途中のものは色がグレーになっています、この下にはまた別の下地塗料が塗ってあります。
そして、赤い部分にこれから金箔を貼っていくのですが、これが大変な作業でありまして、、、軽~く5時間作業であります(笑)。耐えられる人のみができる作業ですね。。。