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獅子頭制作 ~その③~
2021年9月11日
獅子頭レポート、本日は脱活作業と胡粉塗りを紹介します。
元型となっている粘土を打ち壊していきます。
脱活前(左)と、後(右)の様子です。
その後、「柿渋」を流します。
流した後は、天日干し。
粘土型は、壊せば簡単に砕けてなくなりますが、たまに打ちどころを誤って素地(和紙)をたたいてしまったり、自分の指をたたいたり、そういう初歩的なミスをすると後々の作業に余計な時間ロスをくらうため、早く終わる作業ほど丁寧にします。
また、柿渋を裏面に塗り上げますことで、より頑丈な仕上がりになります。
これは石見神楽面の技法と同様であります。
さ、このあといよいよ彩色となります。
彩色といってもまずは「下地塗り」。
そう、胡粉ガケの作業となります。