獅子頭制作 ~その②~
|
島根県大田市温泉津町にある、石見神楽の舞面・飾り面・陶器面の制作、古面復元・修理を行う(株)小林工房
当サイトに掲載してある画像または文書の無断転用、利用、ダウンロードを禁止します。
ホーム
>
ブログ
>獅子頭制作 ~その②~
ブログ
獅子頭制作 ~その②~
2021年9月8日
粘土造形が終わりますと、次はいよいよ「和紙貼り」です。
いよいよ、と言うほど心構えが必要なのは、そう、根気のいる作業だからです。
和紙貼りは、特別分厚いものを貼るわけではなく、あくまでも通常の神楽面と同じ和紙を使用しますが、回数と貼り重ね方に工夫をし、この大きさにも耐えうる強度を生み出していきます。
細かなところに、時間をしっかりかけております。
下あごと耳は別で作っていきます。
和紙貼りも大変ですが、同じくらい「みがき」の作業が大変です。
これはやったことのある人でないとわからないことですが、みがくといってもかなりの力を込めてみがきますし、面積が大きいと当然時間もかかるわけで、それはそれは獅子頭制作の中でも特に「過酷な作業」といえるでしょう。
ちなみに、この獅子頭1体をみがき上げるのに1時間40分かかりました。
それを毎回の和紙貼り後に行うわけです。
それが2体。
この根気のいる作業を経て、強靭な和紙製獅子頭は誕生するのです。
さ、ここまでで全体の4割程度完成ですね。
日数にして約2か月かかりました。
和紙製獅子頭はまだまだ続きます。
カテゴリ別
最新記事一覧
あらゆるものを形に・・・(23/10/11)
天井レリーフへの道 ~ホテルKararako~(23/09/29)
2023年(23/01/10)
カミノチカラ 閉幕のご報告と御礼(22/06/26)
カミノチカラ 小林泰三作品展(22/06/15)
小林工房オリジナル和紙作品 ~玉龍~(21/11/10)
獅子頭制作 ~その④~(21/09/15)
獅子頭制作 ~その③~(21/09/11)
獅子頭制作 ~その②~(21/09/8)
獅子頭制作 ~その①~(21/09/5)
一覧はこちら
ホーム
小林工房の紹介
商品一覧
ギャラリー
古面の復元・修理
製造工程
石見神楽とは