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蛇頭の修理

2017年10月19日
久しぶりのブログ更新です。

海神楽も無事に終わり(遅っ)、怒涛の10月を過ごしております。

9月は3頭の獅子頭製作、10月は2頭の蛇頭に1頭の獅子頭製作、、、なんとか終えることができました。。。
とはいえ、まだまだ10月納品のお仕事が20近くありますので、休む暇など全くありません。本当に有り難いことです。

さて、そんな中、蛇頭の修理をさせていただきました。

以前のブログに書きましたとおり、修理はいろいろな発見と可能性にあふれた仕事です。
「なるほど!」「やっぱり!」「えぇ~!」という感じで、たまにドデかいため息もつきますが(笑)、1作業終えるたびに多くのことを勉強させていただいてます!

今回、こちらの蛇頭をこのように修理させていただきました。



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こちら修理する前の状態です。


20~30年くらい前の作品でしょうか、画像ではわかりにくいですが、後頭部や口の中の損傷が激しく、塗装も剥がれていたため、この度、修理依頼をいただきました。

内容としては、①色の塗り替え(茶から黒へ)、②目玉の取り換え(プラスチック製からガラス製へ)、③破損部の補強を行いました。

目玉については、プラスチック製が軽くて扱いやすいのですが、私は、ガラス目玉のあの光沢と、照明に当たった時の乱反射による「涙目(目玉がウルウルするんです)」になんともいえぬ魅力を持っており、そこは重かろうが割れようが、こだわりを持って「ガラス玉」にしています。

ということで、全修理させていただいた様子をご覧ください!!


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いかがでしょうか。

自分でいうのもなんですが、大きく生まれ変わったと思います。

特に目玉は「八方睨みの眼」をいつも意識しており、顔が真横に向いていても目が合うようにしています。やりすぎると目の焦点があってないように見えるので、とても難しいのですが、この作業に2~3日費やすほど力を入れています。

色も漆黒の艶が出て、輝いていますね(自分でベタ褒め…)。

彩色は黒に相性のいい色を選んで塗るようにしています。黒は、特別相性の悪い色はないのでなんでも合うんですが、朱赤に金色を散りばめ、ところどころにえんじ色(本朱色)が入るようにしています。

一番、色で遊べるのは「緑」だと思います。
「茶」を合わせると森から出てきた感じになりますし、「黒」にすると蛇胴の最も基本的な組み合わせの配色となります。(大蛇はもともと緑しかいませんでした、その当時からくすんだ緑に黒い線が入った蛇腹が愛用されていました。)

難しいのは、「紫」です。

なかなか蛇胴と同じような紫色をまだ開発できていません。。。どうしてもくすんでしまうのです。これは私の課題ですね。

さ、ということで、今日は蛇頭の修理を紹介させていただきました。


また、面白い仕事をお見せしたいと思います!
ではでは、今日はこのへんで~。


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