ということで、無事に完成いたしました!!
何といっても、顔の表情は同じでも彩色一つで「性格」「風格」が変わっていくということが、最大の魅力であり、また難しいところでもあります。
ぶっちゃけた話、このうちの何枚かは色が気に入らず、2度やり直しました。。。
というのも、「下地塗り(青・赤・白・黒・黄=橙)」だけで差をつけようとすると思った以上に濃ゆい顔になってしまうため、なるべく薄く仕上げることが必要だったのです。
すべて塗り上げた後で、依頼主様のご意向をもう一度くみ取ってみると、「これは、違う」ということに気づいたので、結果「ここで妥協することは、犯罪だ」という精神から、やり直しました。
仕上がってみて、その判断は間違っていなかったと自負しています。
なんでもそうですが、楽をしようとすればいくらでもできます。
そこを、「本当にそれでいいのか」と自問自答しながら進むことで、見えない部分が見えてくると思っています。それは作品の仕上がりもですが、それ以上に自分自身に対してもです。
なので私はいつも、作業の一つ一つに「これでいいのか」と問いかけるようにしています。
(だから、仕事が遅いんだよ~と怒られそうですが、許してください、妥協することは犯罪なんです、僕にとって)