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今日は「猿」!

2016年12月20日
最近は「獅子頭」ネタばかりですので、ここいらで違う仕事を。


今、「猿面」の注文をいくつか頂戴しております。


人間の顔に似せるというとても難しいご依頼から、年内納品というスピード重視の仕事まで(汗)。


いずれにしても、毎日頭と手をフル回転させて仕事しています。







猿面

こちらが、猿面です。


猿面が使用されるのは、「頼政」という演目です。


平安時代の武将であり、歌人である源頼政が、毎夜、丑の時刻に現れる「鵺」を征伐するという神楽。
その前段として、鵺に群がる「猿」たちが農作物を荒らしたり、百姓に悪さをしたりという場面で登場するのです。


『校訂石見神楽台本』の中に掲載されている演目ではありますが、「猿」=「去る」という解釈から、漁師町での奉納神楽では「漁が去るから、やってくれるな」と、上演を禁ずるところもあります。

台本の中をめくってみても、他の演目に比べて「歌は思いつきのものでいい」と書かれていたり、解説が極端に簡素であったりと、神話や神様のいわれ=威徳を説く芸能としては、優先順位の低い演目として扱われていたようです。
(あくまでも、私の主観です。)


しかし、近年、このような注目度の低い演目に、演出や構成を工夫して、見ごたえのある演目に仕上げている団体様が増えてきました。


ですので、当然、注文の幅も広がっている面なんです。


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ということで、型作りから始まります。


復元作業と同様、「型作り(荒彫り)」からスタートです。

ここまでは結構早くできます、強がって言うと、だいたい20分ですね。

正直に言うと、1時間です(笑)。



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なんだか、自分に似ているような・・・。

人間の先祖は、「猿」ですからね、、、当然似てくるばい。。。



ということで、1時間で、さよ~なら~ってわけにもいかないので、実はもうここまできています。
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中彫り完了。


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 そして、仕上げ彫りも完了し、和紙貼りに入っています。


こちらは年内納品の方ですからね、急ピッチに進めています。


他に受けているいくつかの猿面が、、、悩みの沼から抜け出せず、、、なかなか前に進まない、、、。


ですが、そういう注文があることで、自分自身の表現も技術も幅が広がってくるので、逃げずに立ち向かっていこうと思います!!



ということで、今日はさようなら~~~。


おやすみなさいませ。
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